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日記

  

    

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今日の電話会議は、時間が長かった。

ずっと通訳してたわけじゃないし、
定例の会議で、ずっと緊張を強いられるわけではないが

それなりに集中して、ぶっ続けで6時間以上。(逐次)

社内通訳にルールなし。

最長は9時間、会議室にこもっている時もある。
(ずっと通訳してるわけじゃないけど)

英語ネイティブにアジア人が入る会議で、うまく通訳できているかどうか
自分でもよく分からなくて、いつも悩む。

(私はちゃんと、通訳できているのか?!)

しかし誰も答えてくれず、
社内通訳って、「正解」がないのだと痛感する。

誰も正しい「形」を親切に提示してはくれない。自分以外は。

ひたすら自分で模索するもの。

会議がスムーズに進み、議論が活発化し、間違いが起こらないよう、
試行錯誤で進めていくのみ。

格好が悪くても、聞き直しても、ミスコミュニケーションを防ぐことが大事なのだ、
この会議では。

それが、今ここで求められていること。

通訳者の仕事の一番目は、何が求められているかを知ること。




昔、通訳学校でひたすらトレーニングしたことは
いったいなんだったんだろう、と思う時がある。

(もちろん通訳に特殊技術が必要で、トレーニングが有効な事は
当たり前の前提として。)

「通訳」という「形」にすごく縛られていた、と思う。




通訳学校では、間違った訳をしちゃいけない、
英語は正しく訳さねばならない、と思い過ぎていて

何か正しい「型」があるかのように思っていて、

今から思えば、その呪縛に縛られていた。

「人に伝わりやすい」表現より、優先して
「先生に減点されないないためのカチカチに防御された」
表現を、だんぜん多くアウトプットしていたように思う。
英語力の未熟さもあった。


今はもう少し、柔軟さが加わっているかもしれない。

(通訳を聞いているのは採点者じゃなくて、「人」なんだぜ!)


現場でどのように立ち振舞ったらよいか学校ではあまり教えてくれない。

そのへんは、フリーランスでも、社内通訳でも同じかもしれない。


私もかつてフリーランス通訳者だった。

通訳エージェントで働いて通訳者を手配していた経験もあるし、
現場にも同行していた。
今はクライアント側で通訳者を依頼する事もある。

思えば色々な角度から、フリーランスの世界を見てきた。

トップクラスと、その下のクラスの通訳者のレベルを分かつもの、
それはズバリ
「現場での立ち振舞い」
「クライアントへの気づかい」
「状況を見て柔軟に対応できる」

そういうのがポイントだそうだ。
(技術がある、よく勉強する、というのは当たり前の前提で。)


これは大手通訳エージェントの営業(友人)から直接聞いた。

クライアントも営業さんも想像以上にそういう通訳者の様子を良く観察している。
良くみた上で評価している。(してない営業も多々いる)。

フリーランスでやっていくのは本当に大変だと思う。

「あの人はクライアントに対する態度が良くない」とか「時間にルーズ」とか
「エージェントに対して不誠実」とか、そういう情報も実名で飛び交っている。

広いようで、狭い世界だものね、通訳者の世界は。


違うエージェントに登録してても、大手エージェントなんて数える程だし
現場でお目にかかる売れっ子通訳者は、かなりかぶっている。

そんな中で生きている。

いろんな意味で大変だ。通訳者は。


時代の流れでニーズは変わっていく。その変化に気付かず古いタイプに固執する人は
徐々に静かに、お声がかからなくなっていく。

本当に大変だ、通訳者は。

そういう厳しいフリーランスの世界を、目指したいのか?私。


興味はある。すごくある。考えるだけでわくわくする。

一人前の腕で生きてみたい。

人生の目標だ。


売れっ子通訳者になったら法人化して、年収も一千万超えだ。

いいじゃん。


通訳学校にもまた通いたい。勉強はすこぶる面白い。

人生の楽しみだ。


こんなにやりがいのある仕事はないと思える。

大きな会場で、学会やシンポジウムの通訳をするのは憧れだし
同行して何度も現場には立ち会ったけれど、あの雰囲気は大好きだ。

最高に知的だ。

そしてスポーツをするアスリートの感覚もあり、刺激的だ。

今はエージェントの世界を離れて

社内通訳という場所を与えてもらっている。


本当にありがたい事だ。

通訳者としてとても大きなチャンスを頂いている。

試行錯誤できるだけ、恵まれているという事だ。

これを活かさない手はないじゃない。

どんどんトライ&エラーして、猛勉強して、成長して
良い通訳方法を提示して、会議を良いものにしていこう。

親切な通訳。

ニコニコ笑顔で親切なのではなくて、
「情報」に対して、「コミュニケーション」に対して、親切で誠実な通訳を。


それが私の今やるべき事だ。

それがいつも助けてくれる人々への恩返しだし、弱音を吐いているより
明るい顔で前向きにやっているほうが、周りの人だって、うれしいだろう。

与えられた物を一つずつ身につけて、
通訳者としても大きく羽ばたこう。
もちろん、社会人としても、人間としても。


トレーニングは個人的にしっかり続けよう。

それこそ私のいま、生きる道だ。

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