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日記

  

    

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さきほど、NHKの「英語でしゃべらナイト」を
偶然ちょっと見たら、同時通訳者でもある
松本道弘さんが出ていた。


松本道弘さんは、出演者で英語ネイティブの
パックンに対して、

「あんたは英語が上手やね!」と発言していた。

パックンはネイティブなので、英語がうまいのは
当たり前なのだが・・

しかし、松本道弘さんいわく

“日本に長く滞在して、日本語を上手に話せる外国人は、
だんだん英語のリズムが崩れてくる人が多い。
ところが、あなたの話している英語は
完璧でとてもきれいで崩れていない。”

ということだった。


これって、わかるなあ、と思った。

いくらネイティブとはいえ、本国を離れて何年も
日本で暮らして、日本語に囲まれる生活をしていたら
母国語の力だって、衰えることがありえる、と
私も思っていたからだ。


松本道弘さんは、ネイティブのパックンに対して

「あんたは英語が上手!どこで練習してるの?」と

尋ねていた。


そしたら、パックンは、「実は・・・」と
ちょっと真剣な顔で衝撃の告白を始めた。

「この番組のために、事前に
英語で話す練習をしているんです」とのこと。


やっぱりなあーーーと思った。


ネイティブとはいえ、母国語をきちんと
話すために練習は欠かせない。

「ネイティブだから」ということに、
あぐらをかいていたら
力はあっという間に落ちてしまう。

言語の環境を作り出すのは、どこに住んでいるか
だけが重要なのではなく、
あくまでも自分自身の意識が
大切なのだと思った。


私もかつて、
英語ネイティブで日本在住で
ライターの仕事をしている人に、
同じような質問をしてみたことがある。

「あなたは日本にこんなに長く住んでいて周りは
みんな日本語だらけなのに、
どうやって、英語力を維持しているの?」
と聞いた。

彼の答えは、すごく、意外だった。

目からウロコだった。

「毎日、英語を書いて書いて書きまくって
良い英語を書くために努力している」とのことだった。

ネイティブでも、自分から環境を作り出して
こんなに努力しているのだから、

英語が上達しないのを
環境のせいにして、いつまでもグチを言っているようでは
ダメなのだなと思った。


ちなみに、昔、通訳学校で
生粋のアメリカ人でバイリンガルの人と
同じクラスになったことがありました。
その人も、
日本で、通訳トレーニングを続けていると
たまに自分の英語が日本語に
引きづられているようなかんじがすると
話していました。

どんな英語を話したいかは
自分で身につけるものであり、
意識が大切。
たとえネイティブでも努力している。

ネイティブじゃないことを、
過剰に悲観する必要はあまりないのかもしれない
と少し思いました。


ちなみに、パックンは通訳トレーニングでおなじみの
“シャドウイング”をしているそうです。

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