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今日たまたま本屋さんで買った本。
ニッポン社会 入門 という
英国人記者が書いた日本に関するエッセイ。
非常に軽い本で、すぐ読めてしまう。
こういう類のエッセイ本はたくさんあるけど
これは、けっこう面白い内容じゃないかな、と思いました。
イギリス出身のコリンさんが、初めて日本にやってきて
言葉の壁、文化の壁を感じつつ
自分が感じたこと、思ったことを、非常に興味深く
まとめている。
その中でも、おもしろいと思ったエピソードは、
コリンさんが日本にやってきて、日本語の勉強に
熱心に取り組んでいたときの体験談。
(~本書より一部抜粋~)
「話し相手の日本人に、ぼくが日本語を話していると
わかってもらえないことがしばしば起きた。
ある日、外国人はただ日本語をもっと上手に話すだけでなく
日本人とは違ったように話さなければならないということに気がついた。
たとえば、自己紹介をするとき
ぼくは日本語の先生から、「田中です」
という言い方でまったく問題ないと教わったが、
「コリンです」は違う。
「私はコリンといいます」と言って初めて、会話がスムーズに進む。
また、
「すみませんが・・・」と言ってから、次の言葉を続けるまで 3秒ほど間を置くのも、たいへん効果的だとわかった。
おそらく、日本人にとって、自分の目の前にいる白人が日本語を話していると悟るのに、だいたいこれぐらいの時間を必要とするのだろう。」
(~以上、抜粋終わり~)
なるほどー、なかなか鋭い洞察力。
日本人が外国人に接する時の特徴をよくとらえているなあ、
こういうのが、教科書には載ってない
言葉と文化に関する新しい発見なのだなあ、と思った。