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今期の通訳学校の授業も、残すところあと6回。
もうすぐ期末の筆記試験がある。
うちの通訳学校の筆記試験は、読解問題が山のようにあり
時間が短いので、かなり多くの英文を速訳しなければいけない。
私は以前から、筆記試験によくあるボキャブラリーテストが
比較的得意だ。その昔、通訳学校に通い始めた頃、英検1級の対策を独学でひたすらやっていて、その成果が大きいと思う。
当時は自分に全く自信がなく、とりあえず
「通訳の勉強を始めるんだったら、英検1級ぐらいは
取っておかないとだめだろう」という考えで、試験勉強をしていた。資格という分かりやすい形での目安を求めていた。
もちろん、1回でパスすることはなく、合格まで数点足りない、
というギリギリの点数が2~3回あって、やっと合格した。
ちなみに、私は高校時代、「ドラゴン桜」のモデルとされる
某先生に英語を習っており、その先生は昔
力試しの為に、趣味のように、何度も英検1級を受けていたらしい。(もちろん毎回高得点で合格)
その先生の影響もあり、
たとえ合格しても何度でも受けて、高得点を取ってみたい
力試しをしてみたい願望も少しだけある。
資格のみにこだわるのはキライだけど、
勉強することは、当然それなりに実力になるのだから
こっそり、機会があれば受けてみたい。
今はどうか知らないけど、英検1級はけっこう語彙力に
ウエイトが置かれているようだったので、当時は
英検対策として本屋さんで単語本を買ってきてひたすら覚えた。
当時は大学受験の延長のような気持ちで
ひたすら覚えることが苦じゃなかった。
なんと、そのとき覚えた語彙力が今でも生きていて
未だにぺーパーテストのボキャブラリー問題は
けっこう解ける。
いわば、あの時投資して、今はその貯金を切り崩すようにして
筆記試験を乗り切っている、というところか。
単語力を増やすためには、リーディングをたくさんやり、辞書でひとつずつ丁寧に単語を調べて、文脈に沿った形で、意味や使い方を覚えていくのが時間はかかるけど、まっとうなやり方だと思う。
だけど、個人的な経験でいうと、大学受験の詰め込み方式で
次々にまとめて覚えてしまうのも、ひとつの手かもしれない。
若い時に一度覚えたものは、年月が経ってもけっこう覚えていたりするので。
ただ、そうやって懸命に覚えても、
「じゃあ、その知識を、どう実際に役立てるか」
となると、それはまた別の問題だ。
「英検1級に受かること」と、
「英検1級に出てくる英語表現を自由自在に使える表現力が身に付く」
というのは違うと、しみじみ思う。
ただ、今思うのは、単語の暗記をしたり、
英検1級の勉強をした経験は、通訳の勉強を進めるうえで
それはそれで力になっていると思う。
資格勉強も決してムダではない。
生きた知識になると思う。
英検1級“ぐらい”取っておくべきだ、と思った考えは、ある意味
当たっていたのかもしれない。